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新年初、そして人生初の御朱印をいただいてきた。

ちなみに御朱印帳は、私が愛する国書刊行会の臙脂色のもの。サイズは小さめのほう。大きい方が、ダイナミックに御朱印を書いていただけるそうなんだけど、私は臙脂色が好きなのよねぇ…。

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こちらの臙脂色のが御朱印帳。

そして本日向かった先。

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どうしてこういう場所って、気持ちがいいんだろう。
そう思いながらのんびり。
お賽銭をあげて、弥陀堂の中にチラ見えする阿弥陀様とその両脇にいらっしゃる観音様と勢至様を眺める。
ちなみに、「如来」は悟りを開いた方で、「菩薩」はまだ修行中の方なのだそう!
(つまり観音様と勢至様は、まだ修行中なのだ…)

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この大きな木が、とても気持ちよかった。
御朱印を書いていただいて、少し、寺の来歴などを説明していただいた。

そこから車でびゅーんと、次の行き先へ。
こちらは、清水の次郎長さんの弟分である方のお墓があるところ。
ネットで、お寺の宗派だとか、お祀りされている仏様だとかを調べたのだけど、どこを見ても「お墓が」と書いてある。
うん、お墓のあるお寺なのね! という気分で細い道をくねくねと…。
私たちはおかしな道に入り込んでくねくねしたけど、駅側の道から左折後右折、で、まっすぐ目的のお寺のようだった…。
わかりづらい。
お寺はとても広く、でも静かでひんやりしている。住宅街だけど、静かでひんやり。

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うん、正面にも、「吉良の仁吉さんのお墓だよ!」と。
なるほど、お墓。

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こういう感じに、観光地によくある顔を入れて写真撮るのとかあったりして。
入れなかったけど。
この、左側のほうにでっかいお墓がある。けど、お墓を写真に撮るのはなんとなく気が引けて、やめておいた。
綺麗な花が飾られていた。

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正面の階段のところで靴を脱いで、上がっていく。
ふだんは人がいないので、事前に連絡してから行くといいかもしれない。もしくは、電話で「御朱印をいただきたいんです」と言うと、奥から人が来てくれる。
中に入って、仁吉さんの遺品をいろいろ見せていただいた。
お寺の中にヤクザさんからもらった刀とかが…。うん、任侠だもんね、仁吉さん。
義理と人情、という御朱印をいただいたのだけど、中に入ったら書き置きのものもあって、どうやら私たちの前に来た人は入って、書き置きのものをいただいていったようだった。
お金がきちんと置いてあった。
御朱印を書いてくれた方が、「こういうのを見ると嬉しいわねぇ」と仰ってた。誰もいなくても、きちんとお金を置いていく。
正直であることって大事、と思った。
正直に生きたい。
義理、というのは、ルールを守る、ということだそうだ。
ルールを守るって大事。どんな世の中になっても、そこは忘れないでいきたい。

御朱印っていいなぁ、と思ったのは、この日に、このお寺(もしくは神社)にお参りしたんだ、っていうことがきちんと記録として残るから。
お土産を買うよりずっといい。
これから、旅をするときにも持ち歩こう。

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記念すべき、1日目。
とても素敵。